figmaは可動式の関節
2次元、つまりは手で触れられない領域の壁をブチ破り、そこに”立体”として存在させている。
これは私だけでなく、すべての2次元を愛でる者にとって喜び以外の何者でもない。
フィギュア収集を始めた当初は固定されたポーズ、いわゆる「スケールフィギュア」に凝っていた私だが、何かの機会に軽い気持ちで購入してみたfigmaを手にとって遊んでみたところ、感動した。
今までのフィギュアはクオリティこそ高いけれど固定されたポーズのみだった。
すなわち、「作る側が見て欲しい要素」を楽しむものだった。
ところが、figmaは違う。
フィギュアの愛で方がガラリと変わるのだ。
見て欲しい要素から、自分が見たい要素に切り替えて遊ぶという要素に大きくシフトしている。
固定されたフィギュアの強みとは一定の角度から眺めた時のインパクトの大きさだったが、figmaは関節が可動式になることで360度どの視点から見ても自分の好みのフィギュアに作り変えることができるのだ。
加えて他のfigmaとの組み合わせによる自由な演出にまで踏み込んでいる。
また、クオリティも日々進化しており、例えばシリーズ当初に発表されたfigmaセイバーを例に取ると、この商品のリファイン版が少し前に発表、発売された。
進化するフィギュアの世界
フィギュアとしてのプロポーションから雰囲気、可動範囲の拡大など、多くの新しい要素が加えられている。加えて、アクションポーズをつける際のエフェクトや、表情の差し替えパーツ、限定商品の発表など、より大きく、より多くの魅力が私たちを惹きつけてやまない。
凝ったユーザーの中にはミニチュアハウスなどの置物と合わせることでさらに深い世界感を生み出したりする方々もいる。
figmaの世界には底が見えない。
どこまで進化していくのか。今後も目が離せない。
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