黒猫の下にいる二人の妹たち

黒猫は第一印象と違い、意外にも家庭ではしっかりとしている。
家は借家の地区50年の狭いアパートに母親と二人の妹と住んでおり、母親は働きに出ているためたちの世話は黒猫がしている。
料理や洗濯、そのほかにも衣類の修復なども自分で行っており女子力はある意味で高いと言える。
特に、裁縫は衣類の修復で覚え、今ではコスプレ衣装の制作を自前で行うまでに成長している。

そんな、黒猫の意外な私生活だが、年の離れた二人の妹がいるので説明しておく。

現在小学5年生の五更日向と小学1年生の五更珠希である。

五更日向は黒猫ほどではないが多少人見知りで、他人に対しては礼儀正しい。
もう一人の妹の五更珠希は小学1年生で遊びたい盛りのやんちゃな女の子である。
人見知りはせず、京介や桐乃のことを慕っていて人懐っこいといえる。

一見ほのぼのとした姉妹のようだが、以前居た父親に問題があり、母親はDVを振るわれていた。
現在は離婚中だが、その悲惨な環境に居合わせた黒猫と五更日向は心を閉ざし人見知りになってしまっていたのである。
ちなみに、一番下の五更珠希はそのときはまだ生まれてまもなく物心がついいなかったので父親の存在を知らない。




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